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町田歯科クリニック
 
穴のあいたむし歯は元には戻りません
■虫歯の進行
 
C0:自覚症状はほとんどありませんが、歯の表面に黒いところや不透明な白いにごりができます。まだ穴はあいていません。
C0の段階では、フッ素やシーラントで治すことができます。
 
C1:歯の表面(エナメル質)にむし歯による小さな穴ができます。
 
C2:象牙質までむし歯の穴が進行している。冷たい水が口に入るとしみることがあります。
 
C3:神経(歯随)まで達しているため、ずきずきしたり激しい痛みを感じます。
 
C4:歯根部まで達して、根だけが残った状態です。
 
■むし歯予防の基本
強い歯をつくるには、ふだんの食生活で十分に栄養バランスがとれた食事をすることが大切です。
人間の歯や骨は、体の中で最も硬い組織で、少量のタンパク質と多くのカルシウムやリンなどのミネラル成分でできています。これらの成分は、強い歯をつくるために欠かせない基本栄養素です。
成分を豊富に含んだ食べ物には、小魚類、レバー、海藻類、牛乳、卵、大豆、野菜、果物などがあります。意識してこうした食べ物をとるように心がけましょう。
よくかむことも大切
最近、やわらかい食べ物を好む傾向があります。しかしよくかんで食べることも、健康でじょうぶな歯をつくるうえで欠かせないポイントになります。よくかむと、だ液がたくさん出ます。消化吸収をよくする働きをするほか、だ液にはカルシウムやリンが飽和状態で含まれているので、歯のエナメル質から溶けだしたカルシウムやリンを補います(再石灰化)。また成長期には、かみごたえのある固い食べ物をよくかむことが歯の植立状態をよくし、美しい歯並びを形づくるのに役立ちます。さらにだ液には、糖尿病や動脈硬化、がんの予防につながる成分が含まれることが知られています。
 歯科医師や衛生士による機械的なスケーリングなどにより、歯のメンテナンスを定期的に受けることが大切です。歯科医院は歯が痛くなってから来るのではなく、事前にご自分の歯を大切に守ることから継続的に進めてください。